「君の名は。」をバカにしていて、本当にすみませんでした。
◆「君の名は。」をバカにしていて、本当にすみませんでした。
いきなり謝罪文なタイトルにしてしまったが、本心である。
先日、やっと映画「君の名は。」を映画館で観てきました。
正直、観る前に持っていた感情としては、まさに「バカにしていた」感じで、ナメておりました。
でもね、結果的にはめっっっちゃ良い映画だったんですよ…。
普通に良い映画だったんですよ…。
売れてるものに対して懐疑的な態度をとってしまうし、
恋愛映画苦手だし、
中学高校の思春期はクラスのすみっこで過ごして、もっさい日々を送り青春をロストしているために特に高校生の恋愛とかマジ無理だし、見てるとかゆくなるし、
RADWIMPSのことがちょっと苦手だし。
そんな私でも、
普通に大号泣してしまったし、ものすごくワクワクできたわけです。
観る前に持っていた情報としては
・なんかとにかく泣けるっぽい
・純粋な恋愛を描いていて、観たら恋がしたくなるっぽい
・むしろカップルで観に行くと「よし、結婚しよ」っていうテンションになるらしい
(※Twitterでそう呟いている人がいた)
・とにかくみんな観に行ってる、すっごい観に行ってる。売れてる映画。
・それに反して、映画好きの人はあまり面白くなかったと言っている人もいる
・音楽を担当しているのがRADWIMPSだ。
(※筆者はRADWIMPS超苦手。いいメロディーにのせて、良いメッセージを歌うバンドや歌手ほんと苦手で鳥肌たっちゃうんですこれはしょうがないです本当にごめんなさい)
などなど。
極めつけにこのポスター。
いやいや頭悪すぎでしょこのポスター。
バカか。なんだ「ハンカチが良い仕事してくれた!」って。
頭悪すぎでしょ。
さらにはこういったツイート。
あえて頭の悪い言い方で言おう。
「え、まって、マジ無理」
冒頭に書いた通り、筆者は恋愛映画とか純愛とか高校生の甘酸っぱい青春とかそういうのが大大大の苦手である。
どういう顔していたらいいか分からなくなるし、恥ずかしいし、謎のつらい気持ちになる。
できることならずっと、エイリアンと戦う映画とか、サイモンペッグとニックフロストがまたまた大暴れする映画とかを見ていたい。
無職になって午後のロードショーを毎日見て過ごしたい。
そういったタイプの恥の多い人間である。
・・・というような(私的には背筋の凍るような)事前情報ばかりを得ていたので、包み隠さず言えば、この映画のことをかなりバカにしていた。
見てもいないのに、根拠もなく「どうせクソなんだろうなあ」と思っていた。
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◆先入観と偏見によって決めつけてはいけない
数年前、ブラッド・ピット主演の「ワールド・ウォーZ」という映画があった。
何を隠そう、タイトルについている「Z」っていうのはゾンビを指すわけであって、この映画は紛れもなく、ゾンビ映画だ。
なのだが。
日本での宣伝では、なぜか、この映画がゾンビ映画であることは隠されていた。
その件については、映画評論家の町山智浩がラジオで語ったことがあって、下のブログにその内容が簡単にまとめられている。
つまりは、この映画のときは、さも感動映画であるかのような宣伝がなされていて、それに釣られて映画館へ足を運んだ女性たちは、まさかのゾンビ映画を見せられたもんだから非難轟々となってしまったわけなのだ。
これは、配給会社が観客に植え付けた先入観と、実際の内容が悪いギャップを生んでしまった例ですね。
話を「君の名は。」に戻すと、
”感動できる純愛映画”かのような宣伝は(一般の中高生やカップルにはささる宣伝文句なのかもしれませんが)、
普段ビールをぐびぐび飲みながらマグロキューブをつまみ、ゾンビ映画を見ては大爆笑しているようなクソOLの私にとってはまさに最悪だったわけです。
そんな印象というか、先に挙げたブログの言葉を借りれば「先入観と偏見」で、見てもいないのにバカにしてしまっていたというわけなのです。
そんなにバカにしていたのに、なんでわざわざ映画館に行ったんだ、って話ですよね。
一応、映画が好きなので、できるだけ売れている映画はおさえておきたい、という考えもあったんです。
特にこの映画なんて、爆発的売れっぷりで「2016年度 感想文コンクール課題映画」って感じじゃないですか。
バカにしつつも、クソだったとしてもどれくらいクソなのかを自分の眼で確かめてやる。
そんな気持ちで映画館に乗り込んだのに、見事に泣かされ感動され、目を赤くしながら帰ってきたわけなのです。
事前情報で得ていた先入観とは違った、良いギャップがありました。
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◆すべてがちょうど良いバランスだった
※ここから先は映画の内容にも触れつつ書いています。いわゆるネタバレです。
恋愛モノが苦手な私でも、好きな作品というのはある。
・ミシェル・ゴンドリー監督、ジム・キャリー主演の「エターナルサンシャイン」
・「世にも奇妙な物語 2004年秋の特別編」で放送された「過去からの日記」
などがそうです。
なぜこれらの作品を好きかというと、恋愛要素だけでなくて、
・何かやり遂げなければならないミッションがストーリーの中で出てくる
・独特の設定があってそれに翻弄される
というように、恋愛以外の部分での話の面白みがあって、バランスのとれた作品だからなんです。
余談ですが「君の名は。」を見ていて思い出したのは、
最後に挙げた「過去からの日記」という話です。
簡単なあらすじは、↓を。
両方とも
”過去と未来が交錯して、違う時間軸を生きる男女が惹かれあう”
というような内容で、これは完全に偶然なんだけど、2人を隔てる時間が”3年”という点も一致しています。
決して、「君の名は。」は「過去からの日記」のパクりだ!と言いたいわけではありません。
ただただ、私の好きな作品の要素が「君の名は。」に入っていたことに、何とも言えない気持ちよさを感じたんです。
「君の名は。」を見て感動した人にはぜひおすすめの作品なので、見てみてほしいです。
さて、話を戻すと「君の名は。」もかなりバランスのとれた作品でした。
話の展開のテンポも速くて、見ていて心地が良い。
コメディタッチの冒頭から、シリアスな後半への展開も引き込まれる。
なんといっても、隕石から街を救って、三葉を死なせてはならないというミッションは、かなりアツい展開でした。
見ていて人を飽きさせない、かつ決められた上映時間を無駄なく使ってこちら側にぶつけてきたという勢いを感じました。
あとは、さんざん言われてますけど絵がとにかくキレイ。
風景がとにかく美しくて惚れ惚れしましたよ。
「ああ~この人はちまちました背景を描き込むことが、すごく好きなんだろうなあ」
と思ってしまうような漫画家さんが大好きなのですが、
新海監督もまさにそれですね。
評判通りのキレイさでした。
さらに言えば、あれだけ苦手だったRADWIMPSのことも
「あれ…いい歌だな…」
ってちょっと好きになりかけましたからね。
なにこれ。
最初こそ、歌がカットインすることに「邪魔だよ!」と感じていたんだけど、
最後には素直に感動できるようになってました(笑)
映画「チャッピー」がDie Antwoordの壮大なプロモーションビデオたる作品だったのと同じように、
「君の名は。」もRADWIMPSの壮大なプロモーションビデオだなと思いました。
Die AntwoordもRADWIMPSも、普段聴くような音楽のタイプとは全然違うのに、ちょっと良いなと思っちゃったからね。
映画の力ってすごい。
感想としては以上です。
心配していた「恋愛要素に対するむずがゆさ」も無かったし、むしろそれ以上にアツい展開に心持っていかれたし、読後感(映画だから読後感ではないけど)が非常にさわやかでいい気分でした。
あー、すごいバカにしていたのに悔しいなあ。
恋したいとか結婚したいとかはならなかったけど、普通にめちゃめちゃ良い映画だったので、バカにしている諸君も騙されたと思って一度見てみたらどうかね?と思いますよ。
普通の女の子がラップする「コウテカ2」にみる、けいおん的青春感
この記事において何が書きたいかというと、なぜ私は校庭カメラガールツヴァイ(以下、コウテカ2)を好きで、どういったようにとらえているのかということです。
でも大した話じゃないです。自分の頭で思ったことを書き留めておきたいだけです笑
※校庭カメラガールツヴァイさんについてはこちらを。
まずはじめに言っておきたいのは、私はまったくHIPHOP乃至ラップ文化には詳しくないということ。
また、私はもともとアニメや電波ソングといったアキバカルチャー全般に興味があったようなサブカル層であり、
そういった感じで、見る人によってはキモいなと感じるような観点で、この記事を書きたいということです。
かつ、これはコウテカ2さん好き好きっていうラブレターです。許して。
これを書こうと思い立ったきっかけは、コウテカ2が最近披露している新曲群を聞いて、めちゃめちゃ良いなと思ったからです。
特に私は、たぶんまだ名前がついていない、エモいあの曲が好きです。
(毎週火曜日に西麻布BULLET'Sの定期公演に来ているファンならピンと来るかな。いままでの曲の歌詞を引用している、あのエモい曲です)
あれってまさにアニメのエンディング感が強い楽曲ですよね。
というかほんとに流れてそうだし、そのアニメが映画化されたら最後の肝心な戦闘とか街が消えていくところとかで流れそう。
(そう、こういうテンションで書いていく記事ですよこれは。本当に私の主観でしかない)
私コウテカ2をなんで好きかというと、かっこよすぎず、ちょっとアキバカルチャー側にも寄ってきてくれているところだと思うんです。
それと、これは私が女子だからかもしれないけど、たまらない親近感がどこかにあるんです。
まず、メンバーからして、私の好きな「全員キャラがバラバラ」なグループです。
私はでんぱ組.incさんや、バンドじゃないもんさんのように、全員のキャラがバラバラで、イラストにしても描き分けがしやすいような(語弊を恐れずいえば)”ギャルゲー感”のあるアイドルグループが好きです。
コウテカ2はまさにそれで、ときめきがとまりません。
というわけで、まずはメンバーに対する思いというか紹介というかもはやラブレターな文章を書いていきたいんですけど笑。
もるももるさんは、みんなのまとめ役で、ラップスキルでもみんなを引っ張っていく感じのお姉さん。
フロアにも常に気を配っていて、たとえば女の子のファンが最前でモッシュに潰されかけているということがあれば、すぐ笑顔で駆け寄って頭をぽんぽんとしてくれるような、包容力あるお姉さんだなあと思っています。
今でこそ私はオタクの人と仲良しだし(仲良いって思ってていいですよね?笑)、ライブにも全然気兼ねなく行っているけど、ライブに行き初めのころに、もるさんのこういった気遣いをわたしも受けて、女子の私もここにいていいんだなって思ってすごくうれしかったのを覚えています。
しゅがしゅららさんは、この人がいなかったらコウテカのことをこんなに気になることもなかっただろうなあと思う人。
一聴すれば誰もが気になってしまう甘い砂糖のような声。
彼女の声が入っていることで、絶妙に「電波ソング感」的崩しとなって、かっこよすぎず入りやすくて私はハマりました。
そして(某中学の方のキャッチフレーズを借りれば)360度どこから見てもアイドルなルックス。
私は恋汐りんごさんや道重さゆみさんのような超完璧アイドルをリスペクトしてしまう傾向があるのですが、しゅがしゅららさんもその一人だなと思います。
かつ、ライブ後の物販では帰り際まで見送ってくれたり、親近感もとてもあって、どこまでも可愛い人です。
うぉーうぉーとぅーみーさんは、とにかくかっこよくていつも「今日もイケメンですね…」と声をかけてはニヤニヤしてしまっています。
すごくかっこいいラップをするし、ステージ上から私たちの目をすごく見てくれているなと感じています。
すごく目を合わせてパフォーマンスしてくれるなあと。アイコンタクトできるとすごくうれしいです。
野心家だし、でもどこかすごく女の子なところもあって(気持ち悪いことを言うと)自分が男だったら完全に付き合いたい女の子です。
とぅーみーさんのラップも歌もすごく好きなので、はやくとぅーみーさんの声が入ったCDがほしいです。
個人的には、わたしのおすすめした映画をマジで見てくれたことが本当にうれしかったです。
おすすめしてマジで見てくれる人とかいないじゃん、友達でも。どんだけいい子なんだとぅーみーさんと思いました笑
ののるるれめるさんは言わずもがなわたくしの推しです。
去年のBULLET'Sでの生誕の時に「わたしはスーパーアイドルになりたい」というようなことを言っていて、この子しかいないと思ってから推しています。
とにかく笑顔も動きも可愛くて、二次元的にいえば完全なる妹キャラです。
かと思えば感情をむき出しにしてエモーショナルな歌い方をするときとかもあって、いろんな顔を持ってる子だなと思います。
パフォーマンスのアイドル感がすばらしく、ただただ可愛いのはもちろん、私たちファンにも常に全力でにこにこ対応してくれて、ほしい言葉をほしいときにくれる感じとか、ほんと、好きです(結局それ)
と、こんな感じで見ていて、
もるさん→包容力のあるお姉さん
ららさん→完璧な可愛い姫!
とぅーさん→可愛い一面も併せ持つボーイッシュ美少女
れめるちゃん→愛され力抜群の妹
という認識でして(キャラにがっちりハメるのはアレだと思うんで不快な方がいたらすみません)、
もうまさにこれは日常系アニメとかになりそうじゃないか!!!と日々感じているし、
先述したとおりルックスからしてバラバラなギャルゲー感もあって楽しくて、都度ファンイラストを描いてしまったりしているわけなんです。
そして、楽曲が良いというのも何よりの要素です。
楽曲についてはほかの人も言っていると思うし、私は音楽に特に詳しいわけでもないので、わたしのようなアニメとかを通ってきた人にグッときそうな感じというか、「わかる」という声がほしいので、タイトルに冠した「けいおん的青春感」ともからめて、わたし目線で書いていきたい。
まず、何より普通の女の子がラップしている、というところがいいですよね。
ひょんなことからラップをやることになった、みたいな。そこに青春感があるなあと思っています。
たぶん彼女たちは、アイドルにならずに普通に生きていったら、バブルガムベースだとかドラムンベースだとかフューチャーハウスなんかの音楽に触れさえしなかったのかもしれない、と思うんですね。
(もちろんメンバーは音楽が大好きな子ばかりだから一概にそうとは言えないけど)
(ていうか私もコウテカが無かったらそういったジャンルの音楽は知りませんでした)
でも、いまそうした音楽に触れて、やってみているっていうのが面白いと思ってます。
そう、「やってみている」っていうのが一番楽しいかもしれません。
たとえば、先日の6月11日のしゅがしゅららさん&ののるるれめるさんの生誕祭でも2回披露された新曲「Lovin Flash Da Bagdad」は、
なんといっても最後の「はんぱないくらいめっちゃダンス!」という繰り返し叫ばれるフレーズが印象的なんだけど、
それがわたしのキュンとくる「やってみている」感に近いです。
なんとなくこのフレーズから、
「顧問の先生にすっごいかっこいい課題曲渡してもらったけどさ、最後に私たちでなにかはっちゃけてみようよ!」
「いいね~!」とか言いながら放課後にワイワイフレーズを作っては爆笑する音楽部の女の子たちっていう絵が私のなかで浮かぶんですよね。
それこそ、けいおんに出てくる女の子たちみたいに。
実際はもちろん運営さんがつくったフレーズだとは思うけど。
でもわけわかんないじゃん、初めて聞いたときびっくりしましたよはっちゃけすぎてて。笑
毎週火曜のBULLET'Sのライブなんかではよく見られる、パフォーマンスしながらのメンバーの絡みとか謎の踊りとかもこのわいわい感が伝わってきてすごく好きです。
コウテカ2の楽曲の魅力としては、先述の「Lovin Flash Da Bagdad」なんかも超かっこいい曲ではあるんだけど、どこかしら崩しの要素があって、
がっつりクラブミュージックが好きというわけでなくても聞きやすくて、踊りやすいというところがすごく好きです。
超かっこいいアゲ曲のほかにも、アニメのオープニングっぽいなあっていう曲があったり(個人的に、「Dance with Mr.loneliness」はアニメ1期OP、「Trip with Mr.Sadness」はアニメ2期OPという印象)
アニメのエンディングっぽいなあっていう曲があったり(先述したエモい新曲もそうですが、たとえば「Unchanging end Roll」はアニメ1期ED、「Lost in Sequence」は2期ED、「Lough Ma Fleur」はシリアス展開になった回の限定EDで、シリーズ最終回のEDは1期OPだった「Dance with Mr.loneliness」でシメるみたいなイメージです笑 伝わるかな・・・)
だいたいこんなかんじが、私がコウテカ2に思っている印象であり好きなところでありラブレターです。
なので、青春的ワイワイ感が好きなので、部員(メンバー)と顧問(運営)が仲良くディズニーランドとか行っているのも
私は「あー、アニメの遠足回みたいでなごむー」っていう謎目線で見ています笑
わけわからん文章だしキモいしであれですが、なんとなく自分が思っている愛を書き留めておきたかったので許してください。
あとたたかないでください笑
おわり。